アトリエ・アースワークが考える、大事にしていること。
設計を進める上でのコンセプトから、地域やIターン、北欧の暮らしについて。

 
私たちにとって建築とは、
人と出会い、その人のライフスタイルを知り、
土地や文化、街全体を考えること。
 
「くつろげる住まいが欲しい」
言葉にしてしまえば一言の思いですが、
本当に望む空間は十人十色、人それぞれなのです。
 
たわいもない会話の中から
日常の端々を拾い集め、
家族のあるがままの暮らしを、あるがままに受け入れてくれる住まいを
つくりたいと考えます。
 
私たちが住まいづくりにおいて大切にしていることは、
「人、街、家族に優しい住まいをつくる」こと。
住み手にとって居心地のよい住環境、
土地に根ざした美しさ、
豊かな暮らしを生む空間づくりが私たちの仕事です。
 

 

 

 
私たちは2つの地域を拠点に設計活動をおこなっています。
ひとつは和歌山office、
そして、2011年に新たに開設した長野県・安曇野officeです。
 
温暖な和歌山県と、寒冷地である長野県。
風土も、環境も異なる地域ですから、
出来上がる建築も異なります。
 
採光の取り方、
換気の方法、
断熱の仕方…
 
それは快適に住まうための大切なポイント。
 
両県を行き来することで発見した事を、
それぞれの地域に還元し、
和歌山、長野に魅力ある建築をつくりたいと考えます。
 
 

 



長野・安曇野officeは代表・山下がIターンをしたことから誕生しました。
Iターンを決めた理由は、長野県に親族や知り合いがいるからではなく、
毎年避暑に訪れているうちに
家を建て、「住む」事を意識したら、しっくりきたからです。

いま、自分が本当に望む暮らしを実現するため、
身の回りの環境に対する意識が高まり
Iターンへの注目が集まっています。
長野県はもちろん、和歌山県でも自治体のフォローアップ体制が敷かれるなど、
盛んな動きとなっています。

しかし全く縁(ゆかり)のない土地のこと。
「興味はあるけど、実際どうなんだろう?」
と、悩んでいる方も多いと思います。

地域のこと、
就労のこと、
学校のこと、
土地のこと…

自身の経験を通じて、お手伝いできることがあるかも知れません。





北欧の暮らしに魅力を感じています。
家具や照明、そして建築…。
寒い環境の中、暖かく楽しく暮らすための工夫が随所にみられます。

森林面積が大きい所も日本と似ていて、
木をうまく使い、
長く愛せるデザインが生まれています。

北欧の国々が持つものづくり精神と、ものを大切に、永く使う心構え。
豊かな生活はこういった
「暮らしについて考えること」
の中にあるのではないでしょうか。

私たちが造る建築も、
豊かな生活を育み
大切に、永く使ってもらえる物であってほしいと考えます。